9月に購入した本
「なぜか日本人がしらなかった新しい株の本」に掲載されている方法を株のスクリーニングに使ってみました。PERが企業の収益性から価値を計算しているのに対し、この方法は収益性+財産価値の両方から理論株価を算出しています。収益性は前年度の営業利益から計算するので将来生み出すフリーキャッシュフローの現在価値は無視された形になっていますが、将来生み出すFCFは不確定要素があるので、正味今の企業の価値を表しているといっていいのかもしれません。
ということで基本条件でスクリーニングした銘柄の理論株価を計算してみたのが下記の結果です。現在株価が理論株価の70%未満のものだけ抽出しました。割安度というのは株価を理論株価で割ったものです。
この中でROEの高いものから中部鋼鈑と明光ネットをピックアップします。両方とも自己資本比率が60%以上かつROEが20%以上、そして割安度が50%程度以下と非常にお買い得な銘柄だと思われます。
中部鋼鈑は名証に上場されておりマイナーな株の様ですが、原材料にスクラップを利用しているため収益性も高く、足元の業績もよさそうで、経常利益もここ数年で倍々ゲームで伸びています。鉄鋼業界が調子の良いこともありますが、数年後には東証への上場もにらんでおり長期スパンで非常に期待のもてる企業では無いでしょうか。
明光ネットワークですが、こちらは昔からバリュー株として有名な株の様です。フランチャイズ制で規模を拡大してきており、成長のビジネスモデルを作り上げているようです。まだまだ株価的には割安ですので楽しみな銘柄では無いかと思います。
この2つを次期購入候補とします。