さてさて。そろそろ権利落ちの季節がやってきました。権利落ちとは、配当をもらえる権利が得られる日(多くの企業は3/31が決算期末なのでその4営業日前が権利付最終日となる)を越えた次の日を言います。今年の場合は3/27日が権利付最終日でその次の3/28日が権利落ち日です。常識で考えると権利落ちの日は、前日の株価から配当を引いた金額まで落ちるはずですよね?たとえば1000円の株で、配当が100円だとしたら、権利落ちの日には900円の値段しか買い気配がつかないはずですよね。でも、実際にはそうならないのが株価の面白いところです。というのも、この理屈をみんなが意識すると、権利落ちまで株を持っていると株価が下がってしまう恐れがあり、それなら権利落ちの前日までにできるだけ高く売ってしまいたいという心理が働くのですね。とすると、今の様に株価が上げたい上げたいと思っている時には、権利落ちになる前に売ってしまおうという人が増えてくるのです。
今の株価がまさにその状況です。好業績、増配に沸いて本当はもっと株価を上げたいのに、権利落ち前に売りたい人がいて上値を抑えられている。とすると、権利落ちを過ぎた時にその売り圧力が外れて、ぐぐーっと株価が上昇する可能性があるのではと思います。
ちなみに配当性向が高く私も保有している鳥羽洋行ですが、昨年は権利落ち日に+30円(配当は40円)一昨年は権利落ち日に-30円(配当40円?)とあまり決まった形はなさそうです。
今年は上昇中の押し目に来ていますので、ここからが非常に楽しみです。私の持っている銘柄は何れも上げたくて仕方が無いように見えます。きっとここから半年ぐらいはまた上昇相場がやってくることでしょう。
アホールドなので関係ないといえば関係ないですけどね。